二谷英明さん死去　普及が望まれる肺炎球菌ワクチン

テレビドラマ「特捜最前線」などで人気を集めた俳優の二谷英明さん（享年81）が7日になくなっていたことが8日にわかった。

03年に脳梗塞を発症して以来、芸能活動は停止していた。死因は肺炎だった。肺炎は全人口を対象とする調査では死因の第4位だが、65歳以上の高齢者に限ると、第1位になる。

特に高齢者では飲食物を誤って気管に入れてしまう「誤嚥」が原因となることが多く、効果的な対策が望まれる。

肺炎の予防に有効とされるものに、肺炎球菌ワクチンがある。肺炎にはウイルス性、マイコプラズマ性などさまざまなタイプがあるが、もっとも多いのが肺炎球菌によるものだ。

実はワクチン接種によって予防できるのだが、日本での普及率はまだ低い。米国では65%とされるが、日本では8%にすぎないという報告もある。

ワクチンは1度摂取すれば、5年程度効果が持続する。

ワクチン接種には数千円の費用がかかるが、脾臓摘出などの病歴のある人には、健康保険も適用される。

また、自治体によっては高齢者のワクチン接種に助成金を支給しているところもある。



◆高齢者肺炎球菌
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000015313.html

◆二谷英明　wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E8%B0%B7%E8%8B%B1%E6%98%8E