ピカソから寄贈された名画が
ギリシャの首都アテネで9日、国立美術ギャラリーからピカソの名画「女性の頭部」などが盗まれた。
この油絵はギリシャ国民がナチスに抵抗したことに感銘したピカソが1946年に寄贈したもの。
Amazon手口はヘップバーンの「おしゃれ泥棒」
ギリシャ警察が発表した情報によると、泥棒の手口はオードリー・ヘップバーン主演の映画「おしゃれ泥棒」をほうふつとさせる。
同映画でヘップバーンは、ブーメランを投げて警報装置を作動させ、「誤作動」を防ぐべくガードマンが警報を切ったすきに目的の美術品を盗む。
今回の盗難でも、犯人は8日夜からたびたび警報システムを作動させ、警備員がシステムを切ったところで、午前4時30分ごろに侵入したと見られている。
保険金で買い戻される?
美術品には多くの場合、保険がかけられている。とはいえ、盗難に遭ったからすぐにその保険金が支払われるわけではない。
有名な絵画を換金するのは、実は犯人にとっても困難をともなう。多くの人が「盗難に遭った名画」と知っているものに、買い手はなかなかつかないためだ。
そこでしばしば行われるのが、所蔵していた美術館による「買い戻し」だ。つい先日も、仏のマグリット美術館が、2009年に盗まれたマグリットの名画「オリンピア」を犯人から買い戻している。
保険はこういった買い戻しの資金に利用されるケースがしばしばある。
◆CNN
http://www.cnn.co.jp/fringe/30005219.html?ref=ng◆Amazon
おしゃれ泥棒