日本海に不審な木造小型船
6日午前、島根県隠岐の島沖約1kmの海上で、船体にハングル文字が記された不審な船が発見された。
海上保安庁が確認したところ、船には男性3人と遺体1体が乗っていた。
image漁具なしの漁民?
巡視船内で行われた海上保安庁の事情聴取に対して、男性らは漁の最中に遭難し、北朝鮮から流れ着いた、と説明したという。
現場は北朝鮮から約500kmの海域。男性らは12月中旬に北朝鮮の港を出た、と語っているが、船内に漁具らしきものは見つかっていない。
遭難でないと3族が処刑
金正日総書記の死亡以来、北朝鮮では哀悼期間が続いている。時期後継者と目される金正恩はこの間に脱北した北朝鮮国民に対し、「逆賊」と怒りをあらわにし、3族を処刑するよう命じたという。
実際、昨年12月31日には鴨緑江(アムノッカン)をこえて中国国境に入ろうとした脱北者3人が射殺された。
今回保護された3人は、隠密裏に韓国への入国をはかったものだろう。予想外に強い北風に流され、日本近海にたどり着いてしまったものと見られる。
保護された男性らが「脱北者」であることが判明すれば、日本政府には法的に彼らを保護する義務が生じる。
希望次第で、日本国内にとどまることも、韓国などの第三国に出国することも可能だ。
にもかかわらず、彼らがあくまで「遭難」を主張するのは、「脱北」と見なされた場合には、家族はもちろん親族にまで危険がおよぶためである。
◆中央日報
http://japanese.joins.com/article/022/147022.html