最高ランクから1段下げ
国内の格付け会社である格付投資情報センター(R&I)は21日、日本国債の格付けをAAA(トリプルA)からAA+(ダブルAプラス)に変更した。
先進国中最悪となっている国債残高のGDP比率について、なお増大が避けられない、と判断したもの。
米国の格付け会社に追随
R&Iでは、野田政権の税と社会保障の一体改革に注視してきた。消費税増税は評価できるものの、社会保障の負担増が先送りされるなど、不十分として、今回の格下げを行った。
ただ、経済のファンダメンタルズはなお強く、政策の舵取り次第では、財政再建を達成する可能性がある、としている。
R&Iは日本経済新聞社が過半数の株を所有する連結子会社。
日本の国債については、米スタンダード・アンド・プアーズが今年1月、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスが1段階の格下げを行った。
◆格付投資情報センター
http://www.r-i.co.jp/jpn/