大震災の影響もあり、家族の絆というものが見直されている。株式会社クロス・マーケティングが、一都三県の男女15歳~49歳800人を対象に、「親孝行」について調査を実施した。
調査結果
父母に毎年気遣いやプレゼントをしている行事を質問したところ、1位「母の日」50.8%、2位「母の誕生日」46.3%となり、10代を除く世代で2人に1人はこの両日に何らかの親孝行をしていることが分かった。また、40代は「正月」に親孝行するケースが他の世代より多かった。全体的に見ると、女性の方が男性より親孝行を行っている。
次に、内面的、物質的な親孝行の意向について聞くと、「内面的な親孝行をしていきたい」が75.6%、「物質的な親孝行をしていきたい」が63.7%で、「内面的な親孝行をしていきたい」という人の方が多かった。
「内面的な親孝行」としては、今後していきたいもの・これから(も)していきたいものの1位が「定期的に顔を合わせる」、2位が「親の話を聞く」で、「物質的な親孝行」の1位は「外食に行く」ことだった。
このように、モノをプレゼントすることよりも、一緒に顔を合わせたり、共に過ごす時間を増やそうという意識が高まっているようである。男性は女性より「親孝行」に対し「ややはずかしい」というイメージを持っているようだが、親からすれば、かけがえのない子供たちに会う事は何よりの喜びに違いない。ぜひ、そのイメージを払拭し、「親孝行」の実践に励んでほしいものである。
株式会社クロス・マーケティング