スマートフォンの使用拡大によって、SNSがより身近になってきた。SNSは、実際にはどのように使われているのだろうか。株式会社クロス・マーケティングが、SNSの使用実態について調査を実施した。
調査結果
調査対象者は、ツイッターアカウントを持っている18歳~59歳の男女800名。まず、他のSNSアカウント保持状況を質問したところ、mixiが72.9%、facebookが51.9%、gree/モバゲーが30.9%、その他が22.4%となった。
このように、大半のユーザーがSNSのアカウントを2つ以上持っているようだ。その中で、ツイッターとmixiのアカウントを同時に保持しているのは、20代社会人が多く、ツイッターとfacebookのアカウントを同時に保持しているのは、40代男性社会人が多かった。なお、全般的に、女性より男性の方が、facebookアカウント所有率が高いのは、facebookが趣味というより、ビジネスに役立っているからだろうか。
次に、毎日の利用状況を聞いてみると、ツイッターユーザーの7割がツイッターを閲覧。1日の平均閲覧時間は30分未満が5割、1時間未満が8割だった。1日のツイート数は、0~1回の人が5割。ツイッターに対しては、ユーザーが淡泊な使い方をしているのが判明した。
さらに、ツイッターアカウントのフォロー状況を見ると、大学生と20代女性は、「友人・家族・知人」のフォロー率が80%以上で、他より10ポイント高く「○○なう」とつぶやいていることが分かった。また、大学生は、ツイッターの魅力に「友達とのやりとり」を挙げていた。こうして、大学生と20代女性は、ツイッターを人との交流の手段としているのが見てとれる。
一方、30代以上社会人は、ツイッターを情報収集に利用しており、特に男性は、「経営者・実業家」「店舗・オンラインショップ」「メディア・ニュース・ポータル」のフォローが他より高かった。
以上、年代別にそれぞれ、自分の用途に合わせて上手にSNSを使っている姿が浮かび上がった。今後の動きにも注目したい。
株式会社クロス・マーケティング