だんだんお正月が近づいてきた。既におせち料理の商戦も始まっている。最近は、家庭でおせち料理を作らず、デパートやインターネットで取り寄せる人も増えているようだ。株式会社エルネットが、運営する「宅ふぁいる便」ユーザー男女1,000人(20~70歳代)を対象に「おせちについて」調査を実施し、実態を明らかにした。
調査概要
まず、「重箱おせち」をどのように調達するか聞いたところ、手作りと市販品の折衷派が56.0%と過半数を占め、次に市販品を買う派が19.6%、手作り派が13.0%と続いた。市販品を買う派が「重箱おせち」をそのまま買っているかというとそうではなく、60.8%が重箱に詰めるための惣菜単品を買っていることが分かった。
おせちを買う場所は、スーパーが54.2%、デパートが20.5%で、インターネットはわずか6.1%だった。このうち「重箱おせち」のみを買う人に購入場所を聞くと、デパートが31.9%、料理屋・仕出し屋が30.8%、ネット購入は15.4%だった。
「重箱おせち」を買う人に価格を聞くと、10,000円以上20,000円未満が一番多く41.2%、5,000円以上10,000円未満が23.3%、5,000円未満が10,0%と、20,000円未満が7割強となった。
この結果からは、高級「重箱おせち」をそのままオーダーしている人は、イメージより多くなく、市販品と手作りとの折衷など、経済的に工夫している姿が見られた。また、昨年のGROUPONのおせち問題などが、インターネットでの「重箱おせち」購入を鈍らせた可能性も考えられる。
株式会社エルネット宅ふぁいる便