1日5杯以上のコーヒーで体外受精成功率が半減
7月3日付の米医療系サイトbabycenterによると、「1日にコーヒーを5杯以上飲むと、体外受精成功率が半減する。」という驚きの調査結果が出た。
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4杯までは影響ない
デンマークにあるオルフス大学病院の不妊治療科の医師、Ulrik Schioler Kesmodel氏が、4,000人を超える、卵細胞質内精子注入法を受けている成人女性を対象に調査。不妊や肥満の要因とされている年齢、喫煙の有無、アルコール消費量などを考慮したうえで、妊娠率を調べたところ、卵細胞質内精子注入の治療開始時に、1日に5杯以上のコーヒーを飲んでいる女性らの妊娠率が50%も低下していることが判明した。また同時に、1日に4杯以下のコーヒーを飲んでいる女性らの妊娠率には全く影響は無いということも分かった。
カフェインの摂り過ぎに注意
Ulrik Schioler Kesmodel氏は提唱する。
コーヒーつまりコーヒーに含まれているカフェインが、体外受精(IVF)の成功率を40%も引き下げている。1日5杯以上のコーヒーは喫煙による健康被害に匹敵する。私は、体外受精の成功を願ってやまない。確たる証拠ではないが、なんらかの因果関係があるように思われる。体外受精を受ける時には、できれば、1日に飲むコーヒーの量を4杯までにしてもらいたい。
コーヒーの消費量と体外受精の成功率の関係が、今回の調査で明らかになったものの、その因果関係が究明された訳ではない。だが、何事も度を過ぎると危険だということを再認識したい。
(編集部翻訳担当 渡邉充代)
babycenter
http://www.babycenter.com