特別な日だから大統領に協力しよう
11月のアメリカ大統領選挙で再選を狙うオバマ大統領は、自身のサイトObama/Biden 2012で、「新婚のカップルは、友人たちから結婚祝いをもらうかわりに、オバマの政治キャンペーンに寄付をするように頼んでほしい」と嘆願した。
これは、「オバマイベント登録」というタイトルで6月22日に更新されたブログの記事だ。「特別な日に大統領を応援しよう」と銘打ち、新婚カップルに限らず、誕生日など特別な記念日が近い人に対して、次のようにすすめている。
今度の選挙があなたにとっていかに大事なものかを、友達に伝えましょう。そして、オバマ2012に登録して、「プレゼントはいらないからオバマに寄付をしてほしい」と友達にお願いしてください。特別な日に大統領を応援できるすばらしいチャンスです。
再選のためになりふりかまわず
アメリカは、もともと寄付文化が定着している国。しかし、NEWS MAXによれば、この現役の大統領からの呼びかけは、さすがにあつかましすぎるという非難があがっているという。
オバマ氏がここまでするのにはわけがある。オバマ氏の対抗馬である、共和党で前マサチューセッツ州知事のロムニー氏は、5月の政治キャンペーンで、7680万ドルの寄付を得た。これに対し、オバマ氏は6000万ドル程度。世論の支持がロムニー氏に傾いていることをうかがわせる結果となった。
2008年の大統領選挙では、アメリカ初の黒人大統領という話題と、歯切れのよいスピーチで国内外から絶大な人気を集めたオバマだが、現在は、支持率、寄付額ともに低迷。
もはや捨て身とも思われる今回の呼びかけは、果たして吉と出るか、凶と出るか?
Obama/Biden 2012
http://www.barackobama.com/NEWS MAX
http://www.newsmax.com/Newsfront/