介護福祉候補者・特定活動ビザ入国のインドネシア女性が工場で働く
14日、
名古屋入国管理局は
介護福祉士候補者として来日し、介護とは異なる自動車部品工場で就労していたとして、
インドネシア人の女(37)を出入国管理法違反で摘発、入管施設に収容したと15日の毎日新聞が報じている。
インドネシア人の女は
強制退去処分とする方針。経済連携協定(EPA)で来日した介護福祉士や看護師の候補者が
資格外活動で摘発されるのは全国初という。
工場で働いていた理由
女は2010年から、介護施設でしか働けない
特定活動ビザで沖縄県に入国し
特別養護老人ホームで働いていた。しかし今年3月から愛知県高浜市の
自動車部品製造工場で働き始めた。
「特養ホームは仕事が厳しいし、もらえるお金も思ったより少なかった。友人から月17万円もらえると工場を紹介された」
と話し、(毎日新聞より)知人を通じて給料が高い工場を知り働き始めたという。
また、同じ工場で働いていたインドネシアとベトナムの男女5人も
不法残留などの容疑で摘発されたという。
厚生労働省が介護福祉士候補者の受け入れ態勢を強化
厚生労働省はインドネシアやフィリピンから来日した
介護福祉士候補者の受け入れ強化のため、研修先となる施設の支援に乗り出す方針を決めた。
施設が職員配置を増やした場合、研修中の外国人候補者を「
介護職員」とみなして
介護報酬を上乗せするよう改正、施設側の負担軽減を図り外国人候補者を受け入れやすく出来るように、平成24年度中の実施を目指している。
第4回 経済連携協定(EPA)介護福祉士候補者に配慮した国家試験のあり方に関する検討会資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002b0t1.html毎日JP
http://mainichi.jp/select/news/20120615k0000m040125000c.html