ギャラクシーⅢを阻止せよ
世界のスマートフォン市場を席巻するアップル社は7日、特許権訴訟のリストにギャラクシーSⅢを加えた。デザイン面でiPhoneの特許2つを侵害している、と訴え、米国内での販売阻止をもくろむ。
好敵手アップルvsサムソン
アップル社はサムスン社のヒット商品となったギャラクシーⅡ、ギャラクシーネクサスなどに17の製品の中で使用されている8つの特許について、すでに提訴を行っている。
ギャラクシーⅡは 2011年5月の発売以来、世界中で2,800万台を売り上げた。2012年第一四半期のデータでも、iPhoneの販売台数3,510万台に対して、4,450万台を売り上げ、名実ともに世界最大のスマートフォンメーカーの地位を築いた。
精彩を欠く日本のメーカー
一方、日本国内のメーカーは精彩を欠く。スマートフォンはかつて日本が最も得意とした小型電子機器だが、国内でもiPhoneに市場を奪わる状態が続く。
特に昨年auからiPhoneが発売されて以来、日本メーカーの苦境はさらに深刻さを増し、軒並み発売台数の下方修正を余儀なくされた。
理由は様々に語られているが、一言でいえば、日本製のスマートフォンには競争力がない、ということになる。
かつて日本の自動車メーカーが米国市場に乗り込んだ際には、激しいバッシングを何度も受けた。日本のスマートフォンがアップル社から相手にされていない現状は、憂うべき状態といえる。
◆Apple
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