芸能人は貧困層?
お笑いコンビ「次長課長」の河本準一が母親の生活保護費不正受給疑惑で物議を醸す中、同じ吉本興業所属の「キングコング」梶原が母親の生活保護費受給を告白。さらに今週発売された「週刊文春」にはAKB48のメンバー家族にも受給者がいるのでは、との記事が掲載された。
河本は母、姉、伯母に続き義母も
もっともひどいのは、やはり河本準一のケースだ。母親の受給については、「認識が甘かった」との謝罪会見を行ったが、その後、姉や伯母、妻の母親までが生活保護費を受給していたことが判明した
河本準一の周囲には、異常な割合で「生活保護費受給者」が群れていることになる。多くが「病気と高齢」を理由としており、キングコング梶原の母親も同様だ。
受給をあっせんする「圧力団体」
病気と高齢を理由とするだけで生活保護費の受給申請が通るなら、日本の高齢者の大半が、条件に該当し、受給できることになる。
扶養義務を持つ親族の状況など、個別の事情が審査されるため、簡単には受給できない「前提」となっている。これを口利きによって通す「福祉ゴロ」がいることは、常々指摘されてきた。
市会議員や、被差別団体、暴力団、在日外国人団体など、自治体窓口関係者に「圧力」をかけられる人たちである。
河本には北朝鮮出身者では、との情報がある。不正受給騒動が起きるまで、Wikipediaでは「北朝鮮出身」とされていたが、その後削除されている。
在日外国人の生活保護費受給率が異常に高いことは、片山さつき議員も指摘する。貧困層が多いこともあるが、集団で圧力をかけることから、不適と思われるケースでも申請が通ってしまうのだ。
あまりに受給者が多い河本の状況からは、こういった団体との関わりが強くうかがわれる。
河本事件は在日特権擁護の踏み絵?
河本準一をTwitterで擁護したことから、激しいバッシングを受けた、お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬を筆頭に、芸能界には擁護論が多い。
大手芸能事務所である吉本興業への配慮とともに、在日系芸能人からは追求の先頭に立った片山さつき議員を非難する声も聞かれる。
藝人をいじめて愉しセレブ議員 少なくとも義憤や正義感ではなく、自分の選挙の「実績作り」だと思います。(松尾貴史Twitterより)
正邪はさておき、既存の利益を守ることは、いかなる団体、個人にとっても重要な活動だ。松尾貴史の動機も「義憤や正義感」からもたらされたものではないように感じられる。
◆松尾貴史 Twitter
http://twitter.com/#!/Kitsch_Matsuo◆NEWSポストセブン
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