愛犬の考えを解明
犬を飼っている人の多くは、愛犬がなにを考えているのか、理解したいと願う。近い将来、科学の力でこれが可能になるかもしれない。5日のTech Zwnにこんな記事が掲載された。
犬は飼い主の幸せを感じ取るか
犬の考えを知るために用いられたのは、脳の血流を測定できるfMRIという検査機。手信号やエサなどの刺激に対して、脳のどの部分が反応するか、という観察から研究はスタートした。
実験を行ったのは米Emory大学の研究グループ。グループには学者だけでなく、犬のトレーナーも加わり、観察中の犬が大音響の中でも静かに座っているようしつける仕事を請け負ったという。2歳のリス猟犬と3歳のボーダーコリーが実験対象となった。
今後さらに実験が進めば、「犬は人に共感するか?」「飼い主が幸せなとき、悲しいときなどを認識しているか」「言葉をどれだけ理解しているか」などが判明するという。
最終目標は種族を超えた感情理解
研究を行っているEmory大学のプレスリリースによると、実験の最終目的は種族を超えた感情理解にあるとのこと。
研究主任のグレゴリー・ベルン氏は「私たちは犬の観点から、犬人間関係を理解したい」とコメントしている。
◆techzwn
http://techzwn.com/2012/05/brain-scan-reads-your-dogs-thoughts/