市場規模は
総合マーケティングビジネスを手がける(株)富士経済(東京都中央区)では、ペット市場についての調査報告「2012年 ペット関連市場マーケティング総覧」をまとめた。市場全体の規模は3,946億円、2012年見込みは1.2%増の3,994億円だった。
飼育率は犬・猫とも低下
調査によると、ペットの飼育率は36.8%となっており、2011年にくらべ1.6ポイントの低下が見られた。
主なペットでは、犬16.5%(2011年調査から1.4ポイント低下)、猫11.5%(同0.9ポイント低下)となった。
関連アイテムでも、ドッグフードが減少、キャットフードは微増という結果が出ている。
ペット産業の売れ筋は保険
停滞気味のペット市場だが、ペット保険だけは人気を博している。2011年の契約件数は608,850件と前年比18.2%の伸びが見られた。保険を販売する登録代理店の数も2,990店となっており、6.8%増加した。
売れ行き好調のペット保険だが、欧米にくらべるとまだ加入率が低い。今後掘り起こせる市場はまだまだ大きいものと見て、各社ともにメディア露出拡大などの手法によって、認知度の向上を狙っている。
◆株式会社 富士経済
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