欧州心臓病学会で驚きの発表
規則的なジョギングで平均寿命が6年延びる。こんな研究結果が3日、欧州心臓病学会で発表された。
ジョギングで死亡率44%減
運動が身体によいことはしばしば報告されているが、今回の研究は、非常に具体的な数値をともなっている。
研究を行ったのは、デンマークの心臓病学者Peter Schnohr博士らのグループ。定期的にジョギングをする人と、まったくしない人を対象に35年にわたる追跡調査を行った。
追跡調査期間中に、ジョギングする人では122人が死亡、ジョギングしない人では1万158人が亡くなった。ジョギングによって死亡率が44%も減少することがわかったという。
寿命についても、男性で6.2年、女性では5.6年ののびが見られた。
軽いジョギングで十分
この健康効果を得るには、必死に走る必要はない。少し息が切れる、あるいは息切れしない、と感じる程度のゆっくりとしたペースで、週に1~2時間程度ジョギングするのがもっとも効果的だった。
こういったジョギングによって、酸素摂取量、インスリン感受性、コレステロール値、心臓機能、骨密度、免疫機能心理学的な機能などが改善するという。
研究はダブリンで開催された心血管の予防およびリハビリテーションのためのヨーロッパの協会の会合「EuroPRevent2012」で発表された。
◆healthday
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=664404