コクヨグループが「マネーと老後」を調査
コクヨグループに属する(株)カウネットは26日、働く女性向け情報サイト「わたしみがき」で「マネーと老後」について行ったアンケート調査の結果を発表した。
調査によると、老後の資金について不安を抱える人が全体の7割に上ることがわかった。
老後の資金が不安
アンケート調査は全国の有職女性を対象に行われた。有効回答数357名。
老後の資金について65.5%が「とても不安」と回答。「少し不安」の31.4%と合わせると、96.9%が不安を感じていることが明らかになった。
年金もあてにできないし……
老後の資金をまかなう核となるはずの年金についても、26.6%が「まったくもらえない」と悲観。
もらえると予想している人でも、「5万円未満」が31.9%、「5万円以上10万円未満」と予想している人が31.1%と、額にはほとんど期待していない様子がうかがえた。
だから保険加入
こういった状況を受け、「貯蓄する人が増えるのでは?」と思われるが、26.6%が「貯蓄していない」と回答。貯蓄している人でも、毎月3万円以上貯蓄している人は28.0%にとどまった。
一方、保険に加入する人は多い。約9割の人がなんらかの生命保険に加入しており、もっとも多いのが医療保険(44.3%)、次いで終身保険(38.7%)ガン保険(27.7%)と続く。
どうやら、いざというときの費用は保険でまかない、老後のことはあまり考えない、というのが働く女性の選択であるようだ。
将来的に、予想通り生活をまかなえる年金がもらえない場合には、生活保護者が現在よりもさらに激増するものと思われる。
◆はたらく女性の『マネーと老後』に関するアンケート結果レポート
http://www.watashimigaki.com/community/enquete/pdf/vol27_enquete_report.pdf