新曲発売も延期に
演歌歌手・小林幸子の個人事務所社長解任騒動は解決の糸口が見えないまま、波紋を広げつつある。11日には所属レコード会社である日本コロムビアが新曲「絆坂」の発売延期を発表した。
紅白衣装代は節税対策だった
そもそもの発端となったのは、小林の夫、林明男氏が紅白歌合戦でお馴染みとなっている衣装のコストについて、クレームをつけたことだった。
億を超える金額が計上されることもある制作費に、「自分なら1/3の金額で作れる」と語り、個人事務所元社長の使い込み疑惑を暗に示唆した。
元社長は「それならば自分で作ってみればいい」と反論、林氏が「あなたは仕事を辞めるということですね」と応じたことで、バトルへと発展した。
ただ、この衣装代については裏事情があり、実際には安く制作したものに、高額の制作費を請求させ、節税対策にしている、といわれる。
衣装の制作費はわかりにくいため、同様の手法は芸能界ではしばしば用いられる。
林氏はこういった事情を知らなかったため、無用なバトルを引き起こしてしまったようだ。
ネガティブ情報で紅白に黄信号
関根良枝前社長は、もともと小林の大ファンだったことで知られる。つき合いは30年来におよび、小林の成功は関根社長に負うところが大きい。
一方、林氏とのつき合いは10年におよぶとされており、同氏が04年に離婚していることから、不倫期間があったことが、一連の報道の中で明らかになってきた。
現在、小林、関根双方が弁護士を立てて争う状況だが、小林側は関根前社長に対して、分割での慰労金支払いを提案。
分割にする理由を「週刊誌などにネガティブな情報を売らないことが確認された段階で後払い分を支払う」としたため、関根氏はさらに態度を硬化させている。
小林幸子の紅白衣装は、制作費4億円と発表されたこともある。実際の制作費が安価に抑えられていたのであれば、節税ではなく脱税だ。
バトルが続けば、今後まだまだこういったネガティブ情報がこぼれ出てくることも十分に予想できる。
◆幸子プロモーション
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