総務省がNTTBPに指導
総務省は4日公衆無線LANサービスを提供するNTTブロードバンドプラットフォームに対して、特定のHPを意図的に遮断した行為について、行政指導を行った。
セブン-イレブンで楽天はNG
指導の対象となったのは、同社がセブン-イレブンやイトーヨーカドーの店舗で提供している無線LANサービス。
昨年12月から提供されている同サービスを利用すると、セブン-イレブンなどの店内から、インターネットにアクセスできるが、この際に競合する楽天やAmazonなどのサイトは、利用者に無断でシャットアウトした。
総務省は利用者の同意なく通信先をチェックする行為が、電気通信事業法に抵触するものとして、指導を行った。
それでも楽天・Amazonは見せない
指導を受けて同社では、今後は楽天やAmazonのサイトに接続できないことについて、あらかじめ利用者の同意を得るシステムにあらためるという。
ただ、このシステムについて、「通信の秘密」を冒されている、と理解することは難しいため、利用者が理解した上で同意できるかどうかは怪しい。
とりあえず「なにがあっても競合他社のHPは見せない」というポリシーは守り抜きたいようだ。
◆NTT BP
http://www.ntt-bp.net/pc/