新型車の車両保険を割り引き
あいおいニッセイ同和損保は6日、トヨタが同日に発売する新型車トヨタ86について、車両保険「ドーン!とおまかせ」の対象車種にすることを発表した。
壊れにくく修理しやすい
同保険は、壊れにくく修理しやすい車に対して、車両保険の保険料を割引するもの。
あいおいニッセイ同和損保では、社内に自動車研究所を持ち、ここで行った衝突実験の結果により、保険料を割引く。
トヨタ86に対しては、12%の割引となることが決まった。
販促宣伝の一部?
トヨタ86は昨年の東京モーターショーでも人気を集めた車種の一つ。ドライバーの直感で操作できる「直感ハンドリングFR」が特徴のFRスポーツ車だ。
若者の車離れが進む中、あいおいニッセイ同和損保では、こういった車両の保険を安くすることで、車を保有するためのコストを下げ、車離れに歯止めをかけたい、という狙いがある。
ただ、スポーツカーの購入層は現在、中高年者が中心となっている。トヨタ86についても、購入を検討している消費者の中心は、40代の男性とディーラーもみている。
また壊れにくく修理しやすいとしても、スポーツカーは攻撃的な走りを楽しむものであるため、事故率は高い。
もともとあいおいニッセイ同和損保はトヨタグループと緊密な関係を持つ。今回の「ドーン!とおまかせ」対象車種発表も、結局はトヨタ86の販促宣伝と考えるのが妥当だろう。
◆あいおいニッセイ同和損保
http://www.ms-ad-saiyou.com/2013/info/aioinissaydowa.html