座り仕事の人は早死にする
1日に最も長く座るグループの人たちが3年以内に死亡する確率は、もっとも座らない人たちのグループにくらべ、約2倍も高い。こんな研究結果を豪シドニーの大学研究者が発表した。
8時間以上座ると健康に影響
同研究は45歳以上の男女222,000人以上を対象に1日あたりの座っている時間と死亡率を調べたもの。
座っている時間が1日あたり8時間を超えると、死亡率への影響が見られ、11時間でピークに達するという。
1日に8~11時間座って過ごす人と4時間未満しか座らない人をくらべた結果では、その後の3年以内に死亡する確率が約15%高まることがわかった。
原因は肥満と運動不足?
死亡率が高まった原因について、研究者は肥満や心臓病が影響していることを示唆した。多くの人が仕事では座っているため、余暇やひまな時間の過ごし方、移動手段などが重要、とのこと。
平均的な大人では、ひまな時間の90%をテレビを観るなどしながら座って過ごすという。
こういった時間にできるだけ活動し、移動も電車や自家用車ではなく、自転車などを利用することで、死亡率を抑えられる可能性が高い。
◆healthday
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=663123