通報なければ孤立死の可能性も
埼玉県入間市で郵便受けに新聞がたまっているのを不審に思った「ヤクルト」の女性配達員(29)の通報により、介助者である母親が死亡して孤立死となる可能性があった重度障害のある男性(45)が救助されました。
女性の通報により駆けつけた同県警狭山署員が民家で病死している女性(75)、続いて低栄養状態だった次男を発見しました。
ヤクルトと警察の連携が役立つ
狭山署では高齢者がいる約6000世帯について、「高齢者安全協定」をヤクルト販売会社と2月10日に結び、異変に気づいた場合は連絡するよう呼びかけていました。男性ら2人は近所づきあいはほとんどなく、死亡した女性が男性の介助にあたっていました。
入間市によると2人は生活保護や介護保険サービスなどを受けておらず、また女性は一人暮らしではなかったため民生委員の見守り対象にもなっていませんでした。東京新聞の報道によると、「ヤクルト本社」(東京都港区)では他にも各地の警察と連携して防犯パトロールを行っており、最悪の事態を防いだ今回のケースにつながりました。
ヤクルト販売員 孤立死防ぐ 疾患の男性保護 75歳母は病死(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012032402000034.html?ref=rankヤクルト本社
http://www.yakult.co.jp/