半年前の6倍の深さに
福島第1原発の爆発事故で飛び散った放射性物質が、地中30センチの深さまで浸透している。日本原子力研究開発機構のチームが14日までにデータをまとめた、と複数のメディアが報じた。
雨と雪で地中に
記事によると、事故後6か月程度までは、地表から5センチ程度までにとどまっていたという。
1年後の現在10~30センチにまで浸透しており、雨水がしみこむ過程で運ばれたものと考えられるとのこと。
日本原子力研究開発機構は否定
ただ当該情報については、ソースとされる日本原子力研究開発機構が全面否定している。
共同通信社の配信により、日本経済新聞、毎日新聞等の夕刊などで報じられたが、日本原子力研究開発機構では、そういった現象は見られていない、ホームページ上で否定したのだ。
たしかに、現在同機構のホームページ上に発表されているデータを見る限りでは、そういう事実は読み取れない。
当該データを隠したのか? 単なる飛ばし記事か? 原発事故関連は不可思議な報道が多いだけに、謎は深い。
◆日本原子力研究開発機構
http://www.jaea.go.jp/