少年7人が国家行政機関を攻撃
小学生を含む韓国の少年7人が、国家行政機関「女性家族部」をサイバー攻撃した容疑で補導された。少年らは女性家族部が行う規制に反発していたという。
10代の気持ちわかってくれない
韓国中央日報によると、逮捕された少年の1人は、女性家族部が施行する「シャットダウン制」に対する怒りから、今回のテロに参加した。
シャットダウン制は青少年に対して、深夜のインターネットゲームを利用制限するというもの。
その他にも、好きな歌手の歌が青少年有害媒体物に指定されたことを動機とするなど、女性家族部の行う、さまざまな規制が、今回のサイバーテロの原因となった。
「今日は飲むのをやめよう」もダメ
韓国の女性家族部は、かなり異色の国家機関だ。青少年の好む媒体などを規制する権限を持つため、子どもたちから敵視されている。
同機関のホームページないにある掲示板では、小学生から届いた恨みの声で毎日埋め尽くされているという。
過剰とも思える規制には、ヒステリックなにおいが漂う。
昨年7月には、人気アイドルグループ「BEAST」のファーストアルバムを青少年有害媒体物に指定した。
理由となったのは収録されている曲、「雨が降る日には」に含まれる「飲みすぎたようだ、今日は飲むのをやめよう」という歌詞だった。
飲酒を連想させるため、有害という判定だ。ネット上では、「飲むのをやめようといっているのになぜ?」と非難の声が集中した。
所属事務所が指定取り消しを求めた裁判では、今年1月、女性家族部が敗訴している。

◆BEAST
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