パンチの効いた強いママが美しい！痛快映画「 エリン・ブロコビッチ」

春は、新生活への期待と不安が入り交じるシーズンですね。これからがんばらなきゃ、と気負ってちょっと緊張が続いていませんか？

そんなときは、がんばる女性の頭と体を解きほぐすとっておきの映画「 エリン・ブロコビッチ」をおすすめします。強いシングルマザーが痛快に活躍してくれますよ。

舞台はアメリカ。主人公はジュリア・ロバーツが演じる3人の子を持つ無職のシングルマザー・エリンです。やっと受けた採用面接の帰りに交通事故に巻き込まれてしまう運のなさ。裁判を起こしても和解金がもらえませんでした。もうお金もないのにどうしよう、と頭を抱えますが…。

そこで、へしゃげてしまわないのは、母の強さなんでしょうか。なんと、エリンはそこで、裁判を手がけた弁護士エド（アルバート・フィニー）のところに強引におしかけて、アシスタントとして働き始めてしまうんです。

その仕事の中で、有害物質を垂れ流す工場の存在を知り、病気になってしまった住民を説得して訴訟を起こして、戦い始めます。この正義感が美しい。結末も、とっても元気が出ますよ。

あくまで自分のスタイルでピンヒールをはいて派手なファッションで登場してくれるエリンがびんびん発するパワーに、見てる側が元気をもらうことができます。

エリンの隣人であるバイク好きのジョージ（アーロン・エッカート）が、エリンの行動に巻き込まれて子どもたちとエリンを支えてくれる姿にも癒やされます。

何より実話に基づいた映画というのが驚きです。女性の皆さんには、女性であることがうれしくなる映画ですよ。