翻訳サービスに特化したベンチャー企業
翻訳プラットフォームとしてグローバルに急成長しているベンチャー企業のゲンゴ(Gengo)が、Intel Capitalを筆頭とする企業より1200万ドルの資金を獲得したとPRWebが4月23日に伝えている。
2012年の作業量を既に上回るほどの成長ぶり
今回資金を提供しているのは、Intel Capital、Atomico、Iris Capital、Infocomm Investments、NTT-IP、サウジテレコムベンチャーズといった企業である。
「ゲンゴのチームは、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、そして中東からの投資者とともに働けることに大変興奮している。」(「PRWeb」より)
と、ゲンゴの最高経営責任者であるLaing氏は語っており、テレコム関連の企業が数社含まれていることをふまえてもゲンゴのグローバル的な可能性が認められていると喜んでいる。
ゲンゴは翻訳サービスに特化したウェブアプリケーション会社であり、現在、グローバルに急成長している。翻訳サービスは33言語に対応し、クラウドソーシング形態による雇用によって採用された翻訳者を、常時、7500人以上ストックしている。もちろん機械ではなく人による翻訳サービスを提供している。2008年にLaing氏とRomaine氏により設立され、東京を拠点としている。
翻訳者のサービスのは常時チェックされ、また評価制をとっているため品質は高くかつスピードも早いため、大企業から個人といった顧客からの評価は高い。
現在、数々のeコマースや旅行サイトなどで同社の翻訳プラットフォームが採用されており、またGoogleやYoutubeといった大手のサービスとも提携していることから、同社の2013年の業務量は2012年のそれを既に上回っているという。
Youtubeへは翻訳サービスを提供しており、Youtubeも世界中からユーザーを集めるには機械翻訳ではなく人による翻訳が必要であると認めている。
今回調達した資金により、同社はグローバル展開を加速させると同時に、翻訳プラットフォームを改善し翻訳プロセスの速度を高めていく予定だ。

PRWeb
http://www.prweb.comGengo
http://gengo.com/