妊娠中にストレスをためていた母親から生まれた子どもは、いじめの対象になりやすい
11月15日付、英インターネットニュースサイト、Mail Onlineによると、
妊娠中のお母さんの不安感は、子宮を通して胎児に伝わる可能性があり、結果、ストレスに弱い子どもが生まれ、学校でいじめの対象となる確率が高くなることが調査により判明した。
胎児期のストレス反応システムの変容が原因
英ウォリック大学のDieter Wolke教授らは、総勢8,829人の子どもと、その母親らを対象に調査。結果、
妊娠中にストレスをかかえていた母親から生まれた子どもは、将来、学校へあがった際に、泣きやすく、また逃げ出したり、不安を抱いたり、いじめの対象となる確率が高くなるということが分かった。Dieter Wolke教授らは、
妊娠中にストレスを抱えると、母体から大量の神経ホルモンが分泌され、その神経ホルモンが血液にのって子宮内の胎児に伝わり、胎児のストレス反応システムの発達に変容をきたす可能性があることを示唆している。
以前、本サイトで取り上げたように、妊娠中のストレスは、子どもの情緒障害や行動障害につながる可能性も高くなります。妊婦さんができるだけリラックスできるように、周りの私たちが心配りをしてあげましょう。(渡邉充代)
Mail Online
http://www.dailymail.co.uk