胎盤剥離時の大量出血で妊婦死亡
9月7日付、米医療系情報サイトMedindiaによると、妊婦が出産直後に死亡する事故が起き、その原因は、助産師が癒着(ゆちゃく)した胎盤を剥離(はくり)した際の大量出血であることが判明した。
双子出産も1人は死産
死亡した妊婦Claire Teagueさん(29)は、双子を妊娠。初めての出産ということもあり、出産前から不安を抱いていた。出産当日、帝王切開で出産に臨んだが、うち1人は死産だった。
もう1人の赤ん坊が無事に生まれた直後から、Claire Teagueさんは大量に出血。病院へ緊急搬送されたが、出血が止まらず、死亡が確認された。搬送先の医師らによると、Claire Teagueさんの
胎盤のほぼ3分の1が、剥がれておらず、結果、大量出血に至ったという。
死因につながった間接的要因とは?
検死した産婦人科医Helen Allott 氏は、死因を説明する。
助産師が強く引きちぎったことが原因。
一方、この出産に立ち会った助産師Rosie Kacary氏は、強く否定する。
今まで立ち会った出産において、妊婦を暴力的に扱ったことは一度たりともない。 ただ、当時の記憶は定かではないが、もし私が強く引っ張ったのであれば、臍帯(さいたい)が損傷して、胎盤を裂傷させてしまったのだと思う。私がそんなことしただなんて、全く信じられない。
(渡邉充代)
Medindia
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