保護者らAppy Dude社を痛烈に非難
8月20日付の米医療系情報サイトMedindiaによると、Appy Dude社が開発したiPhoneアプリ"app"に、子どもらの両親をはじめ、複数の団体から、
販売差し止めの抗議が殺到している。
誰でも妊娠9ヶ月の姿に変わるアプリ
"app"は、
撮影した画像を簡単操作で、妊娠9ヶ月の姿に変えることができるというアプリケーションで、Apple社が運営する、オーストラリアのiPhone向けアプリケーションのダウンロードサービスサイトの人気商品だ。
開発者の意見
この"app"を開発した、Appy Dude社のAngus Mullane氏は打ち明ける。
もうすでに、大勢の人がこの"app"を使って自分のFacebookに妊婦姿を投稿しちゃったよ。投稿者の両親や友達は極度の不安状態になっちゃったけどね。ただ妊婦にして笑いをとりたかっただけなんだけど、お母さん達には吐き気をもよおさせてしまったみたいだね。
ある使用者の意見
"app"を使用した10代の少女、Sydney Morning Heraldさんは反省する。
本当は、みんなを笑わせたかっただけなの。でも予想外の反応だった。Facebookの至るところで、10代の女の子たちが妊婦姿を披露して、お母さん達を泣かせているわ。
人としての品格を欠き、いじめを招く
オーストラリアの学術団体、Sexual Health and Family Planningの代表、Joanne Ramadge氏は批判する。
全く恐ろしく、忌むべきことだ。現実に10代の女の子が妊娠するということは、非常に深刻な問題で、おもちゃにするなんて、配慮や思いやりがない。実際に、10代の女の子達が妊娠すれば、本人だけでなく、両親にとっても多くの苦痛を抱えることになる。面白半分に商品にすべきではない。また、ネットいじめの材料として使われる可能性だってある。どうやって他人をいじめようか考えている人は、このような材料をさもなく使って、他人をまるで妊娠しているかのように見せかけるだろう。妊娠に見せかけられた人にとっては、全く恐怖で、精神が崩壊する可能性だってある。
一連の騒動に対し開発者Angus Mullane氏は、
「冗談」を盾に攻防する姿勢だ。
Medindia
http://www.medindia.net