1学期に出された学校給食
福島会津若松市の小学校で、1学期に市が定める基準である10ベクレルを超える放射性セシウムを含んだ給食が出されたことが8月20日、福島放送などの報道で明らかになった。
給食のメニューの中の、宮城県産冷凍大豆と群馬県産の梅干しがそれぞれ基準をかなり超える16ベクレルと17ベクレルを記録した。
これらの食材は福島県の学校給食会から仕入れたもので、「未検査」であったという。
原因は?
もともと入荷していた冷凍大豆の色が悪かったのが理由で再入荷したが、その際に行うはずだった「検査」を怠ったのが直接の原因であったという。
この冷凍大豆と梅干しが給食として出されたのは、郡山、会津若松、喜多方、矢吹、三春、川内の各市町村の6校と県立の2校の計8校で、学校給食会は7月18日に未検査であることに気づき検査し、各学校に報告したが、各校の生徒たちはすでに食べてしまっていた後だった。
このことを受けて、学校給食員会は再発防止のためにチェック体制を強化すると述べている。
人体には影響を及ぼすことがない程度の放射性セシウムの量ではあるが、検査を怠ったことの責任は重い。
被災地に住む人々そして子どもたちの安心と安全のためにも細心の注意を払ってほしい。
福島県学校給食会
http://www.fgk.or.jp/