日本人女性も暴徒に襲われる
警官による射殺事件に端を発した英国での暴動が激しさを増す中、8日には、ロンドン市内で30代の日本人女性が暴徒に襲われた。被害女性は頭部に軽傷を負い財布を奪われた。
日本の外務省は、渡英に際してロンドン中心部など、暴動が発生している地域に近づかないよう、ホームページ上で注意をうながしている。
暴徒vs自警団の対決も
今回の暴動は、政治的な主義主張とはあまり関係性がなく、もっぱら商店などを襲撃、略奪するものとなっている。
移民など有色人種の貧困層が主で、ブラックベリーなどの携帯端末を利用して襲撃ポイントや警察の配置などについて情報をやりとり、略奪物をネット上で自慢する行為も見られる。ブラックベリーには独自の暗号化システムがあるため、警察でも追跡が難しいという。
多人数による一斉略奪に、警察では対処しきれないことから、白人を中心とする自警団が結成する動きもある。
サッカーファンで組織された自警団が街を巡回する様子がYou Tubeに投稿されている。
Amazonでバットがバカ売れ
もともと野球にはなじみのないイギリスで、金属バットが売れている。9日正午時点では、前日比65倍以上の売り上げを記録。英国のAmazonでは9日の売れ行きベストファイブがすべて特殊警棒などの武器系統となったという。
その後、Amazonの販売リストから警棒類は削除された。
◆CNN
http://www.cnn.co.jp/world/30003658.html