元日本代表、松田選手死亡
JFL松本山雅に所属するプロサッカー選手、松田直樹選手(34歳)が2日の練習中に倒れ、4日死亡した。
松田選手は昨年まで横浜マリノスに在籍。日本代表でもDFとして活躍した。
2日の練習で、軽いランニング後に体調不良を訴えた松田選手は脈拍を測りながらストレッチをしている最中、「やばい、やばい」と言いながら倒れ込んだという。
すぐに119番通報され、チームトレーナーなどが人工呼吸や心臓マッサージをほどこした。到着した救急隊員によってAEDを使用した心肺蘇生も試みられたが、救命救急病院到着時には心肺停止状態だった。
AEDがあれば、深刻な事態は防げた?
若年層の心筋梗塞(こうそく)は、高い負荷のかかる運動や仕事が原因で起きることが多い。今回、松田選手が倒れた梓川ふるさと公園は、気温24.6度、湿度68%とさほど厳しい暑さではなかったが、疲労などの条件が重なることで、心臓への負担は変わる。
同様に、若年で運動中に急性心筋梗塞(こうそく)を起こした有名人にタレントの松村邦洋さんがいる。
東京マラソンに出場、レース中に急性心筋梗塞(こうそく)を発症し、心肺停止状態におちいったが、伴走車に搭載されていたAEDによってすぐに処置された。松村さんは当日の午後には意識を回復した、と報道されており、現在も元気に活動している。
AEDは一般の人でも使用でき、価格は30万円程度。今回、松本山雅が練習していた梓川ふるさと公園の運動場には、AEDが設置されていなかった。
◆JFL松本山雅
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