昨今のスマートフォン人気は目を見張るものがある。それでは、財布のヒモが固い主婦の間ではどうだろうか。主婦と消費行動研究所のサイト「キャリア・マム」が主婦にもスマートフォンが浸透しているかどうかを調査した。
調査結果
「スマートフォンを持っていますか」という問いには、17.1%の人が持っていると答えた。昨年6月の「iPhoneアンケート」では、8.0%の人しか持っていなかった。当時、iPhone以外の機種がそれほどなかったことを考えると、この1年でユーザーは倍以上に増えたことになる。また、「買う予定がある」「携帯を買い替える時に考える」人を合わせると46.1%にも及んだ。この1年で、対応キャリア、機種が格段に増えた影響であろうか。
スマートフォンの使い方を聞いてみると、一番多いのは、「興味のあるアプリはダウンロードして使っている」(71.8%)、次に「SNSやブログなどコミュニケーションツールによく使う」(45.1%)という回答だった。最新のアプリ、興味のあるアプリを取り入れたい、人とつながっていたいという主婦の気持ちが表れている。
スマートフォンにして良かった点は、「インターネットができること」を挙げる人が多かった。TwitterやFacebookなどのSNSをより容易に使いたい人が増えているようである。また、ブログをスマートフォンからアップすることのある人も51.2%と多く、いつでもどこでもインターネット環境にアクセスできる特性が重宝されている。
一方、不満な点は、「バッテリーの持ちが悪い」「赤外線がない」「ワンセグがない」など。主婦としては、経済効率が悪いことが気になるようだ。また、ガラケーの便利な機能に慣れていると、それがないのを残念に思うのかもしれない。
スマートフォンも機能を改良していけば、主婦の間でもますます人気の広がりを見せることになるだろう。今後の動向が気になるところだ。
主婦と消費行動研究所