技術・運転士には問題なし
中国浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の事故について、中国政府はさまざまな情報戦略を展開している。
24日の記者会見では、鉄道部の王報道官が「高速鉄道の技術について、自信は揺らいでいない」と発言。
また追突した車両を運転していた潘運転士について鉄道部は、最後まで運転席にとどまってブレーキをかけ続けたと賞賛。この行為によって被害が大きく減じた、としている。
License Some rights reserved by spamlian 川崎重工の株価下落
事故後始めて25日に開いた株式市場では、前場に川崎重工の株が売られ、一時7円安の300円まで下がった。高速鉄道の開発にあたって川崎重工の技術が使われている、と見られるため。
事故現場ではすでに、追突した先頭車両を破壊して埋めるなど、中国政府による露骨な「証拠隠し」も行われているもよう。
自国の技術にも運転士にも責任がない、とする中国政府が責任の所在をどこに見つけるか、注視される。

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中国高速鉄道 wiki◆川崎重工
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