2.7兆円! 阪神大震災は2000億円以下
金融庁は19日、東日本大震災に関連する保険・共済金の支払いについて発表した。それによると、支払い見込額は2.7兆円、7月上旬までに支払われた額は1.8兆円となっている。
阪神大震災で支払われた額は2000億円以下。今回の震災が空前の規模だったことがあらためて認識される数字となった。
大きかった宮城の人的・物的被害
生命保険の支払額は、全体で約944億円あまりだが、県別で見ると宮城県が6割以上を占める。2番目に多い岩手県の額は宮城県の1/3程度、3番目に多い福島県は1/7程度にとどまる。
損害保険に関しても、宮城県がやはり全体の5割近くを占めており、被害の大きさがうかがえる。
増える地震保険加入
連日被害の大きさが報道される中、地震保険の加入件数が増加している。損保大手5社の合計では、5月には前年同月比23.2%増と急増した。
◆金融庁
http://www.fsa.go.jp/index.html