湊線沿線のアートイベント
3月11日の東日本大震災で被害を受けたのは東北だけではありません。茨城県のひたちなか市の沿岸部も大きな打撃を受けたのです。その沿岸部を走っているのが「ひたちなか海浜鉄道湊線」なのですが、今回、その周辺の商店街を舞台にしたアートイベントが開催されるということです。
8月7日(日)から始まるこのイベント「みなとメディアミュージアム」は、赤字経営で廃線の危機にあった湊線の活性化を願って2008年から始まったものです。このイベント効果で多くの鉄道ファンからも注目されるようになったのですが、今回の震災によってレールが歪曲する被害を蒙りました。
若いアーティストの熱意と活気
今年はアートの力でひたちなか市を再生することをテーマに復興も併せて課題にしているということです。震災以来、全面運休していた湊線ですが、7月に入ってから少しずつ復旧がすすんでいます。
このイベントに参加するアーティストは学生も含む若手が中心となっており、熱気と活気にあふれているようです。アートといっても堅苦しいものではなく、駅のホームの床面に絵画が描かれていたり、車両の天井や窓に作品があったりと街の中にさりげなくアートが溶け込んでいるところが魅力です。
みなとメディアミュージアム(MMM)
ひたちなか海浜鉄道湊線沿線
開催期間/8月7日(日)~8月31日(水)
開催時間/場所により異なる
料金/無料
「みなとメディアミュージアム」
http://minato-media-museum.net/