米フォート・カルフーン原発が浸水寸前
米国ネブラスカ州にあるミズーリ川で河川の氾濫がおき、沿岸にある米フォート・カルフーン原発(the Fort Calhoun nuclear power plant)が浸水寸前だという。
フォート・カルフーン原発は4月7日に核燃料補充のため操業を停止した。以来現在も停止中。
原子力委員会(NRC、Nuclear Regulatory Commission)会長Gregory Jaczko氏は6月26日同原発の視察を行なった。
フォート・カルフーン原発の炉心は幅約17フィート(約5.2メートル)、高さ約18フィート(約5.5メートル)の防水ゴムで保護されている。オマハ、ネブラスカはいずれもフォート・カルフーン原発から約19マイル(約3キロメートル)の距離にある。
危険にさらされている原発が増加
フォート・カルフーン原発以外にも、異常気象で危険にさらされている原発が増えている。
米クーパー原発(the Cooper Nuclear Station)も浸水寸前。クーパー原発は稼働中だが、周辺エリアはミズーリ川の氾濫で浸水し、水位はさらに上がっているという。クーパー原発は米フォート・カルフーン原発から南に約85マイル(約14キロメートル)の距離。クーパー原発はネブラスカ電力公社が運営する原子力発電所。
6月26日、米ニューメキシコ州ラカンチャ(the Las Conchas)にあるサンタフェ国立公園(the Santa Fe National Forest)では森林火災がおき約95平方マイルが焼失、このエリアの中心には米ロスアラモス原発(the Los Alamos Nuclear Facility)がある。
火の手は原発から約2マイル(約3キロメートル)の距離にまで迫った。サンタフェ市はロスアラモス原発から北西に約35マイル(約6キロメートル)、アルバカーキ市はロスアラモス原発から北に約97マイル(約16キロメートル)の位置にある。
Alter Net
http://www.alternet.org/environment/151470/nukes_at_risk_as_floods_and_fires_from_extreme_weather_make_us_vulnerable