1000万人以上が被害
2011年4月4日、アフリカで干ばつがおきた。干ばつは6月28日現在も続いており、干ばつの程度はアフリカ大陸で60年に1度という規模となっているという。
エチオピア、ケニヤ、ソマリア、ウガンダといったエリアが特にひどく1000万人以上が被害をうけており、ソマリア住民のうち約2万人はここ2週間でケニアの避難キャンプに避難したという。
また同地域では食品の価格が上がり低所得者は食べ物に困窮している。同エリアに住む子供たちの死亡率も上がっており、生きている子供たちでも栄養失調率(child malnutrition rates)は15%以下にまで下がり生命の危機に瀕している。栄養失調率は今後さらに上昇する可能性があるという。
来年の雨期に期待するしかない
エチオピア、ケニヤ、ソマリア、ウガンダといったエリアはアフリカでも特に乾燥がひどいエリア。1950年頃から乾燥が続き慢性的食料難が続いている。
以下国連支援チームUNHCR(UNHCR、the UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs)のスタッフの声。
雨の少ない雨期が2度も続いた。結果としてこの地域では1950年〜1951年以来のひどい干ばつになった。来年に来る次の雨期に期待するしかない。
ソマリアに住む子供たちの約半数はエチオピアの避難キャンプに避難、しかしエチオピアの避難キャンプでも食料難がおきており栄養失調になっている。ケニアの避難キャンプはまだましなほう。
Guardian
http://www.guardian.co.uk/environment/2011/jun/28/africa-drought-kenya-somalia-famine