世界で370万人が参加
知的発達障がいのあるアスリートが出場する世界競技大会、「スペシャルオリンピックス2011夏季大会」が、6月25日にオリンピック発祥の地であるギリシャのアテネで開幕した。
「スペシャルオリンピックス」は、故ジョン・F・ケネディ米大統領の妹、ユニス・ケネディ・シュライバーさんが1962年に自宅の庭を知的障がい者に開放したのをきっかけにスタートし、現在はオリンピックと同様に夏季、冬季とも4年に一度開かれている。2010年時点では世界170か国以上、370万人の知的発達障がいのあるアスリートと70万人以上のボランティアが参加しており、世界的なイベントとなっている。
公式競技である22競技のうち、日本からの参加は「水泳」、「陸上」、「バドミントン」、「ボウリング」、「ゴルフ」、「体操」、「卓球」、「テニス」、「バレーボール」の9競技。「2010年第5回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・大阪」の結果を基に選考された選手52人と、コーチ・役員23人を派遣した。
寄付、ボランティアの募集も
大会のおもな目的は、アスリートとして参加することで知的発達障がいのある人たちのさまざまな可能性、能力を高め、心と体の成長をはかることにあるが、開催地域の住民にボランティアとしてアスリートと接してもらうことで、知的発達障がいに対する理解を深めてもらおうというねらいもある。
「スペシャルオリンピックス2011夏季大会」は、6月25日から7月4日まで、ギリシャのアテネで開催されている。
ヤフージャパンの特集サイトでは、大会の写真、動画などが公開されている。また、スペシャルオリンピックス日本の公式サイトでは、寄付やボランティアの募集も行っている。
スペシャルオリンピックス日本公式サイト
http://www.son.or.jp/index.htmlヤフージャパン特集サイト
http://so.yahoo.co.jp/index.html