ニュースサイト開設をツィート
6月29日、バチカン市国のウェブサイトを通じて、ローマ法王ベネディクト16世が初めてTwitterに自身の言葉を書き込んだ。
ツィートされたのは「親愛なる友へ、新たなサイトを始めました。主イエス・キリストをたたえましょう。祈りと祝福を込めて。ベネディクト 16 世」というメッセージ。バチカン市国が新たに解説した情報サイトについて告知するものだ。
法王はIT好き?
前法王と同じく、ベネディクト16世もITには強い関心を示し、導入に向けて積極的に取り組んでいる。このたび解説されたサイトもバチカンの発表や、ニュース、ラジオやテレビ及びフェイスブックなどを統合したポータルサイトだという。Twitterへの投稿もこれに合わせて始められた。
情報開示はいじめ防止のため?
法王は投稿に際して、iPadを使用している。84歳という年齢を考えれば、かなり先進的な活動だが、ニュースを配信した「ザ・ガーディアン」ではこれを「いじめを防ぐため」としている。
在位6年目になるベネディクト16世は硬直的なバチカン市国の官僚制度により、一種のいじめにも似たコミュニケーション不足を味わってきたという。プロジェクトを進めた職員は、今回のTwitterへの投稿を含めた動きから、バチカン市国内でのコミュニケーションが改善されることを期待する、と語っている。
著:ハッピーライフエンド編集長 谷垣吉彦◆外務省 バチカン市国
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vatican/data.html◆NEWS.VA
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