電動二輪「EV-neo」で実証実験
ホンダは、スペインバルセロナ市と共同で、電動二輪車を使った実証実験を2011年7月より開始する。
実証実験には、バルセロナ市、スペインでホンダ製二輪車の販売および二輪部品を製造するホンダの現地法人モンテッサ・ホンダ・エス・エー、スペインの自動車ユーザー団体である「RACC」が参加するという。
実証実験には、2010年12月にリース販売を開始した電動二輪「EV-neo」を用いる。バルセロナ市が市内の様々な業務にEV-neoを使用し、RACCが走行パターンや充電時間、使い勝手などの調査・分析を行うという。
欧州市場参入への大きな一歩
バルセロナ市は全車両の登録台数のうち約30%が二輪車と、欧州でも有数の二輪車ユーザーが多い。
また、バルセロナ市は電動車両の導入に積極的に取り組んでおり、充電場所の整備拡充の推進や優遇税制を設けている。
ホンダにとって今回の取り組みは、欧州における電動車両を使った最初の実証実験であり、今後の電動車両の欧州市場への参入に向けた重要な一歩と位置づけている。
ホンダのリリース