中国の「同人誌」ブーム
中国政府は2006年9月、日本など海外のアニメ番組をゴールデンタイムに放映することを禁止。中国当局は今後、国内のアニメ産業育成を強化する。放映されていたアニメ番組の中で大半を占めていたとされる日本のアニメなどを事実上“追放”した形となった。
その後、国を挙げてアニメ産業を育成した結果、中国メディアによると、2010年にアニメの制作本数は世界一になったという。イベントにも積極的で、先月では東京で中国アニメを紹介する
「2011中国アニメ・フェスティバル」を開催。また、13年までに中国アニメの歴史をまとめた「中国動漫(アニメ)博物館」を浙江省杭州市に建設する計画だという。
中国当局が日本など海外アニメの影響が強まることに焦りを感じ形勢逆転を狙った印象だ。日本のクールジャパンはそもそも国などが関与せず、一部のファンが切磋琢磨してきた草の根運動のようなものだが、中国は日本のそれとは逆の方針である。
今後の海外のサブカルチャーの動向に期待が高まる。
「中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす」