株式会社ジェイティービーは、JTB旅のアンケート「たびQ」にて、「2012年ロンドン五輪」についてWebアンケートを実施し、その結果を公表した。
調査は、2011年8月25日から8月31日の間に行われ、有効回答数は、7,032件となった。
調査結果によると、「2012年ロンドン五輪に興味はありますか?」の問いには、「興味がある(27%)」、「少し興味がある(34%)」、「あまり興味がない(20%)」、「興味がない(13%)」、「どちらとも言えない(6%)」との回答結果となった。
また、「興味がある、少し興味がある」人に、「楽しみにしている競技は何ですか?(複数可)」と尋ねたところ、上位から「サッカー(2,728)」、「マラソン(2,152)」、「競泳(2,102)」、「陸上(トラック)(1,820)」、「柔道(1,536)」、「体操(1,348)」の順となっている。
次に、「現地(ロンドン)で観戦したいですか?」を尋ねると、「はい(14%)」、「いいえ(86%)」との結果となった。「ロンドン五輪応援ツアーを検討するとしたら、何を重視しますか?」の問いに、「旅行代金(28%)」がトップで、「日程(20%)」が3位となった回答結果からもわかるように、中国(北京)からイギリス(ロンドン)へと移動距離が伸びたことも影響している印象を受ける。
世界恐慌の発信源にもなろうかと噂される欧州でのオリンピック開催は、メガマーケティングの場となり果てたオリンピック自体の意義を見直す場となるのだろうか。先日の「世界体操」では、団体優勝の中国チームが、種目ごとに特化した選手を集め、個人総合では、上位にチームのエース格とみられる選手が顔を出さない状況がみられた。単に、メダルの数を稼ぐ意図も感じ、いささか鼻白む結果となったようだ。経済効果ばかりが注目される世界規模のスポーツ“イベント”の多さは、何を示しているのだろう。
株式会社ジェイティービーリリース