反原発活動・山本太郎、韓流批判・高岡蒼甫の2人が演じる
反原発活動により仕事が激減し、収入が以前の10分の1にまでなったという俳優・山本太郎、「俺生粋の日本人だから。正直8ちゃんはマジ見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば。うちら日本人は日本の伝統番組求めてますけど」とTwitterで韓流批判を繰り返し事務所を変わる結果になった俳優・高岡蒼甫。
まさに環境がガラリと変わった2人の俳優に若松孝二監督(75)が救いの手をさしのべた。
2人は新作映画「千年の愉楽」(来年公開)で共演する。この状況でのキャスティングについて、若松監督は日刊スポーツの取材に「(騒動の)うわさは聞いているが、関心はない」とし、演技力などで2人がキャストに選ばれたことを強調したという。一方で「俳優をダメにしてしまっている」と、過熱した騒動を批判。個性派で演技に定評のある2人を心配し、キャスティングした部分も少なからずはあるようだ。
原作は、作家中上健次氏の同名短編。和歌山を舞台にしており、若者たちの享楽や閉塞感を描いている。主演は寺島しのぶ。高岡蒼甫は地元を仕切る不良グループの一員を演じる。山本太郎の役どころはまだ明らかになっていないが、2人が絡む場面はないという。ほかには若手実力派俳優、高良健吾が出演。11月4日に都内でクランクインし、11月いっぱいで撮了する予定だという。
素晴らしい個性派俳優たちなだけに、テレビで見る機会が少なくなったことはファンならずとも残念な人も多かったことだろう。この映画をきっかけにまた以前と変わらぬ活躍ぶりをみせてほしい。
Amazon.co.jp 「千年の愉楽」中上 健次 (著)