衆議院議員の公務用パソコンがウイルス感染
衆議院議員には国会内や議員会館で公務に使用するために支給されている。2011年10月25日、その衆議院議員の公務用パソコンが、コンピューターウイルスに感染していたことが判明した。
これを受け、衆議院議院運営委員会庶務小委員会は、衆議院内に対策本部を設置し、各議員にパスワードなどを変更してもらうことを決めた。
このコンピューターウイルス問題が最初に起こったのは、2011年の夏頃のことと考えられている。当初、3台のパソコンがコンピューターウイルスに感染し、その後月に1回程度の割合でパソコンがコンピューターウイルスに感染したという届け出があるとのことだ。
ネットワークへの侵入の有無
衆議院事務局によれば、個々のパソコンの不具合に関する相談は日常的にあるが、衆議院のネットワークに侵入されたことは確認されていないとのことだ。
衆議院事務局によれば、衆議院のネットワークには衆議院議員約480人に貸与されているパソコンを含めて約2,200台のパソコンが接続されている。そして衆議院議員事務所と衆議院事務局職員のメールアドレスやパスワードなどが入っている。
今回は大規模なサイバー攻撃を受けたことはなさそうだが、コンピューターウイルスの感染がたびたび起こっていることは非常に恐いことなので、早急に原因を追及し、今後同様のことが起こらないように気をつけてもらいたい。
衆議院
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index.htm