NTTレゾナント株式会社は、「スマートフォンにおけるプライバシー意識」に関する調査を実施し、その結果を公表している。
調査は、非公開型インターネットアンケート方式で、2011年5月30日から2011年5月31日に、「gooリサーチ」・消費者モニター(2011年2月時点でのスマートフォン所有者)を対象に行われ、有効回答者数は、1,573名となった。
調査結果によると、利用しているアプリやサービス上で、「自分のプライバシー情報を公開している」割合は、44.1%となり、「公開している情報」として多く挙げられたのは、「日常生活や趣味、仕事などの個人的な情報(28.7%)」、「個人名(20.9%)」、「位置情報(今いるお店なども含む)(18.1%)」が上位となった。
また、「自分のプライバシー情報を公開する理由」としては、「交友関係が広がるから(36.9%)」、「とくに理由はない・結果的に公開していた(27.1%)」、「自分を知ってもらいたいから(26.9%)」、「サービスやアプリが便利に使えるから(21.0%)」、「他人からの評価・反応が欲しいから(20.0%)」との結果となった。
逆に、「プライバシー情報を公開しない理由」については、「トラブルが不安だから(63.2%)」、「誰が見ているか分からないから(49.7%)」、「公開するメリットが分からないから(46.4%)」、「自分のことをさらけ出すことに抵抗感があるから(36.0%)」、「面倒だから(27.0%)」となった。
彼氏や彼女の有無よりも、友達の数が気になる、いまどきの人間関係。自分がココにいることを知ってもらいたい感情は、建前が事実を捻じ曲げてしまう日本独特の“無縁社会”を、無意識のうちに感じているからなのかもしれない。
NTTレゾナント株式会社リリース