はるやま商事株式会社は、店舗のどこからでもレジ操作ができるシステム『iPad-POS』を導入し、2011年9月15日から、同社の全店舗で、使用開始している。
同システムの導入により、従来の接客で行われていた手書き伝票が不要となり、また、「iPad」で商品値札や直し箇所のスキャニング処理を直接行うことが可能となることで、精算手続きの効率化とともに、購買客の待ち時間の負担軽減につながると期待されている。
同社では、利用者に対して、視覚的・直感的に作用する効果があるといわれる「iPad」の特性により、“単調”といわれる精算作業や店舗運営作業が“情緒的”なものへと変化することで、働く「楽しさ」を演出する目的もあるとのこと。
さらに、「POS」中心の販売オペレーションが主流である現在の紳士服業界の中で、同社は、「iPad」中心の店舗オペレーションに切り替え、抜本的な改善を図ることで、業務効率化や“地球にやさしい環境づくり”に着手していく狙いがあるとみられている。
情緒的なものへと変化した事務作業は、かえって誤操作を生みそうな心配もするが、単調な作業の積み重ねが耐えられない世代もある。モチベーションを高める意味では、タイムリーな取り組みともいえよう。
はるやま商事株式会社リリース