トリップアドバイザー株式会社が、「日本人 vs 外国人が選んだ日本の人気宿」ランキングを発表している。
同ランキングは、同社が運営する旅行サイト「トリップアドバイザー」に投稿された、国内1万3000軒以上の宿泊施設に対する、9万件を超える口コミでの評価を、日本人からの投稿と外国人からの投稿に分けて、それぞれ集計したというもの。
同ランキングを紹介した特設ページによると、“外国人に人気のホテル”トップ10には、1位が、「カプセル旅館京都(京都府/京都市)」、2位「ホテルムメ(京都府/京都市)」、3位「コンラッド東京(東京都/港区)」となり、以下、4位「パークハイアット東京(東京都/新宿区)」、5位「ザ・ペニンシュラ東京(東京都/千代田区)」、6位「マンダリン オリエンタル 東京(東京都/中央区)」、7位「料理旅館白梅(京都府/京都市)」、8位「グランドハイアット東京(東京都/港区)」、9位「リッツカールトン東京(東京都/千代田区)」、10位「日光コテージイン風舎(栃木県/日光市)」が選ばれた。
ちなみに、20位までの都道府県別の内訳では、「東京都(13件)」、「京都府(4件)」、「長野県(2件)」、「栃木県(1件)」となっている。
一方、“日本人に人気のホテル”トップ10には、1位が、「フォーシーズンズホテル椿山荘東京(東京都/文京区)」、2位「ホテル日航アリビラヨミタンリゾート沖縄(沖縄県/読谷村)」、3位「鶴の湯温泉(秋田県/仙北)」となり、以下、4位「湯宿だいいち(北海道/中標津町)」、5位「マンダリンオリエンタル東京(東京都/中央区)」、6位「ラビスタ函館ベイ(北海道/函館市)」、7位「JRタワーホテル日航札幌(北海道/札幌市)」、8位「ザ・ブセナテラス(沖縄県/名護市)」、9位「東京ディズニーランドホテル(千葉県/浦安市)」、10位「リッツカールトン大阪(大阪府/大阪市)」が選ばれた。
また、20位までの都道府県別の内訳では、「東京都(5件)」、「北海道(4件)」、「沖縄県(4件)」、「千葉県(2件)」、「秋田県(1件)」、「京都府(1件)」、「大阪府(1件)」、「静岡県(1件)」、「神奈川県(1件)」となっている。
「非日常空間」であることを実感させてくれるようなホテルが上位に並んだランキング結果には、“日常を忘れたい”願望がより濃く反映されているのかもしれない。土地勘の影響もあるのだろうが、国内の移動にコストがかかり過ぎるきらいのある北海道や沖縄の宿泊施設が、それだけが理由でないにしても、外国人に選ばれていない点が興味深い。
トリップアドバイザー株式会社リリース