平岡法相が品川美容外科から政治献金を受け取り
2008年~2010年の3年間、平岡法相が代表を務める資金管理団体の「秀友会」が「品川美容外科」の総院長から合計300万円の政治献金を受けていたことが明らかになった。
政治資金収支報告書によれば、秀友会は2008年と2009年に100万円ずつの政治献金を受け取っている。さらに、政治資金収支報告書が公開される前の2010年末にも100万円を受け取っているとのことだ。
しかし品川美容外科の医師が業務上過失致死罪で起訴されたこともあり、平岡法相は品川美容外科から政治姿勢に共感してもらって献金を受けていたが、速やかに返金する旨を述べている。
6月に野田首相が同じ品川美容外科の総院長から合計300万円の政治献金を受けていたことが判明したが、道義的責任をとって返金手続きを行っている。
品川美容外科からの献金が問題になった理由
2009年、品川美容外科の池袋院で脂肪吸引手術を受けた女性が死亡したことで、2011年5月に施術を担当した執刀医が起訴されている。
さらにこの事件の捜査資料が警視庁元警部を通じて品川美容外科に流出しており、これに関わった警視庁元警部地方公務員法の守秘義務違反で起訴されている。
たとえ政治献金が正当な目的で渡されていても、後で違法性のあることに関わると、政治献金を渡した方も受け取った方も後味が悪くなる。今後はこのようなことが起こらないようにしてもらいたい。
法務省
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