健康保険でアレルギーの特効薬が買える
7日、医薬品の保険適用を審査する中央社会保険医療協議会が、アレルギー発作の特効薬「エピペン」の健康保険適用を決めた。
エピペンはマイラン製薬が発売元。アナフィラキシーショックなどの強い発作が起きた際に、自分で注射する薬で、成分は主にアドレナリン。
薬価は0.15mg規格が8112円、0.3mg規格が1万950円。
「茶のしずく」被害者も必携?
アレルギー発作には、じんましんなどの発疹の他に、呼吸が停止するアナフィラキシーショックなど致死性の高いものがある。
蜂に刺されたときに発症することが多いが、他にも食物アレルギーで発症することもある。
最近では、人気のせっけん「茶のしずく」による小麦アレルギーで、このアナフィラキシーショックが報告されている。
エピペンはこれまで、主に蜂に刺される機会が多い林業関係者が携帯するものとして販売されていた。
今回の保険適用は、食物アレルギーにも有効と認められたため。厚生労働省の統計によると、アナフィラキシーショックによる年間の死亡者数は50人~60人程度と報告されている。
◆マイラン製薬
http://www.mylan.co.jp/◆アナフィラキシー対策フォーラム
http://www.anaphylaxis.jp/wording/010.html