関空連絡橋通行に車1台100円
大阪府泉佐野市は7日、関西国際空港連絡橋を通行する車両1台につき100円を徴収する条例案を市議会に提出した。
関西国際空港と対岸を結ぶ連絡橋はもともと関空会社の持ち物だった。2009年に国有化されたことで、泉佐野市はそれまで得ていた固定資産税を徴収できなくなった。
License Some rights reserved by Hyougushi 105億円の穴埋めに入島税
同市ではこの減収分を2009年の31年間で約105億円と算出。同条例による税収、年間3億円で穴埋めする方針。
2009年に国有化が決まった際には、これによって失われる固定資産税は年間8億円と発表された。
泉佐野市はこれを補填(ほてん)するため、1台あたり150円課税する条例を可決したが、国土交通省から減収分を穴埋めする支援策が提案されたため、条例を廃止した。
今回、再度条例が提出されたのは、この支援策が実現されていないため。関空の二期工事で作られた二期島について、竣工を早める約束だったが工事が遅れた。泉佐野市は当てにしていた固定資産税6億円弱を得られないでいる。
今回の条例案はその報復と見られるが、総務省の同意が必要なため、実現するか定かではない。
◆関西国際空港
http://www.kansai-airport.or.jp/index.asp◆msn
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110907/fnc11090713440010-n1.htm